「カンナギ、これ届けてくれないか?
皇 暁(ミカド アキラ)ってやつなんだがこの一週間来てなくてな…、親が居ないから連絡も取れないんだ。」

と、担任から手紙を渡されたが…。

「デカイな…。」

メモの住所はここであっているはずだが一人で暮らすにはかなり大きすぎる家だ。
しかも二階建て、インターホンを押してみたが反応がなく、ためしにドアノブを捻ってみたら…。

「開いた…。」

まるでミステリードラマのワンシーンじゃねぇか…!
俺はこんなドキドキ望んでねぇ…、高校一年で殺人現場の第一発見者なんて称号いらねぇよ!