~下校中~
はぁー。花恋先生、なにいってるんだろー?げっ…
のんちゃんどうしたの?あっ、花恋ちゃんだ。やっほー、花恋ちゃーん!
こんばんは、飛鳥さん、青石さん。こんな時間にどうしたんですか?
もうすぐ定期試験でしょー。のんちゃんとお勉強してきたんです♪
そうなんですか。じゃあ、テスト頑張ってつくらなきゃね。
えっ、花恋ちゃん優しい問題がいいよー。
花恋先生はどちらへ?
これから帰りよ。それじゃあ、気をつけてかえるのよ。
はーい。じゃあ、さよなら、花恋ちゃん♪
さよなら、先生。

花恋ちゃんどうしたんだろー。普段こんな時間までのこってないのにな。どうしたののんちゃん?
あっ、ごめん。夢南(ゆな)、一人でかえってもらっていいかな?おばあちゃんに帰り寄ってって言われてたの忘れてたー。今から行きたいの、いいかな?
りょーかい。じゃあね、また明日ね☆
うん。バイバーイ

どうしたの希歌?追いかけてきて。待っててってメールまで。
だって、学校の話、きせにきかせちゃいけないんでしょ?だから…
今話そうって?まぁ…いいかな。でも、家で話そうか。さぁ、車にのって。どうせ最後は希星にも教えなくちゃいけないし。
最後は?なら、最初から話せばいいじゃん。ダメなの?
知らせない方がいいこともあるんだよ。希星は何も知らないまま学校へ通わせてるんだから。
えっ…?知らないの?
学校の先生にも知らせないように伝えてるし、希星自身にもしられないようにしてきたからね。希星には中学を卒業したときに伝えようと思ってて、まぁ、希歌が入学するときにって最近は思ってるの。
なんで、教えないの?
教えるとあの子このまま如月にいかなくなるでしょ。その点、希歌は希星がいたら一緒に学校へ行こうとするでしょ。だからよ。
だから?今まで一度も一緒に通ったことないのに…
それはごめん。普通科でも通わせてればよかったかな?でも、今の希歌はいなかったと思うよ。希星と希歌の関係も変わっていただろうし。