~如月学園 検査室までの廊下~
はい。わかりました。失礼します。
申し訳ございません。急な連絡で…
大丈夫だよ。電話の方は平気。
はい。大丈夫です。
それでは検査室へむかいましょう。
あ、あのー。
なんでしょうか。
えっと、如月さんは能力を持っているのですか?
こらっ、希歌。ここで聞いてはいけないよ。
はーい。
ごめんね、さくちゃん。
いいんです。私は特進科特別技能クラス所属です。
す、すみません…
いいのよ、あと、ののちゃんって、読んでいいかしら。
は、はいっ!
ののちゃんは今なに部に入ってるの?
バドミントン部です。一応、部長です。
そうなの?すごいじゃない。
如月に来たらなに部にする?
それは…まだ決めてないです。
そうなの。演劇部どうかしら?すごく似合いそうだけど?
姉が如月の演劇部です。
そうなの。もしかしてきせちゃんかしら。
そうです。
可愛い双子ね。うらやましいわ。
あ、ありがとうございます。
そろそろつきますわ。ここが検査室です。残りは先生におまかせしてありますので。それと、花恋先輩。こちらへ。

あの、校長が、後で一人で来てくださいとのことです。希歌さんの検査が終わりましたらここまでメールをください。それまで私は待機しております。