梓side

今日はかなり早く目が覚めた。
だから電車がいつもより3本程度早かった。

 俺の名前は一ノ瀬梓
基本女子とは喋らない。
俺のトレードマークと言えば
背の低さかな。170cm
所属している男バスは平均身長が182cm
12cmも低い。
ま、俺の事だから 
だんだん伸びていくだろう。
って、あれ

梓「女子が倒れてる」

思わず声に出た。
近づいて顔を覗いてみる。
そこに倒れていたのは
学校1可愛いと言われている
1年3組 佐野蛍だった。

噂どおり
ストレートの茶色がかった綺麗な髪に
パッチリ二重の大きな目
体は棒みたいに細く
すぐにでも折れそうだ。

梓「どうするっかな」

佐野さんの家が分からないので
俺は電車に乗って
学校の保健室に連れていった。

梓「佐野さんもこの駅から乗るんだ。」

そう思いながら。

保健の先生とは初めて話す。
多分俺の事知らないだろう。
話す事もないからすぐにでた。

梓「これから何するっかな」

       梓side 終わり