蛍「これで、よし!」

私は大体の処置を終えた
あずは起きる気配がない
でも、苦しそうにもがいてるように見える

蛍「あず、、、あの時と立場が逆だね。」

私はふと、入学直後の事を思い出す
あの時あずが、助けてくれてなかったら
私達は相手の事を知ることがなかっただろうな…

ドキんっ

どうしたんだろう私、最近本当にどうかしてきた
あずの事を考えたら胸が苦しくなる


あ、そういえば『あず』って、読んでるのは私だけだよね
みんな梓って。
自分から読んでいい?って言ったのに
私だけって思ったらすっごく嬉しい

それから私は数秒間あずを、見つめてた

梓「ん、、、」

蛍「あず!?大丈夫??」

梓「ほ、た、る??」

蛍「あ、あず?蛍って…///」

あ、だめだだめだ

梓「ん、、、のど、が…かわい、た。み、ず…」

蛍「分かった!あず、待ってて」

私は急いで水を取りに行った

数分後…

蛍「あず!持ってきたよ!」

梓「ほ、たる…飲ま、せて……。」

蛍「え!?///あず??」

梓「飲ませ、てよ…。」

蛍「でも、どう飲ませたらいいのかな」

梓「……」

あ、あず 苦しそう。
早く水飲ませてあげなきゃ
でも、どうしよう…

『く〟ち〟う〟つ〟し』

その言葉が私の頭をよぎった…