「いっ!?…いったぁ…」


なんでこんなに痛いの?
手加減してないでしょ!?
夏目のバカー!


そう思いつつ立ち上がると、どこか違和感を感じた。

「……??」


なっ!!?
みんなから見られてる!?

「うそ…」

最悪でしょっ!

…そりゃ、悲鳴と共に、
人が降ってきたんだもん。
びっくりして当然か…

で、でも


「え…えーとっ?」


さすがにこれはキツイよ!!
クラス関係なしに全員の視線が
こっちにちゃんときているんだよ?


誰でもない、
私、自身に…