「まっ、いいや♪
ゆいはこれからイケメン君にはまるはずだし♪」

そう再び呟き笑う夏目をみながら、私は

帰りたいな…

と思った。


「おーい、ゆいこれからイケメン君
見たいでしょーっ?」

いや、私はとにかく
もう帰りたいです。

「私、かえり「気になる?
だよね、だよね!!
なら、突撃しよう!」」

え…

―ドンッ

「うわぁっ!?」


突撃しよう!
と夏目が言った直後、
私の体は宙に浮き
…隣のクラスに投げ込まれていた。
(夏目は武道をほとんどコンプリートしています)

あれ…?

「お、落ちる…?」


そう呟いた直後、私の体は
下に急降下した。

―ドガーンッ


「~~っ!?」


とっさに受け身をとった、私だったが、
落ちるときの衝撃を
全て防げたわけではなかった。