はぁはぁ…っはぁ
私は広場を目指しひたすら走る。
広場の時計が見えてきた。
1週間前と同じ場所に蓮が立っているのを見つけた。
よかった。まだいてくれて。
「蓮っ…!」
振り返った蓮はいつもの笑顔で
「おせぇよ」
と言い、私の頭を軽く小突く。
ひゃっ!そんな事しないでよ…!
ドキドキし過ぎて心臓が壊れそうじゃんか…
自分の気持ちに気付いた私は、そんな小さな動作にでさえ、ときめいてしまう。
私は小さく深呼吸をした。
「あ、あのっ。告白の返事なんだけどっ…」
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