「期末テスト一週間前だから、ちゃんと勉強しろよー。んじゃ、礼。」
さようなら と言って生徒達が教室から出ていく。
やっと授業終わったー!
やっと勉強から開放された優月は背伸びをした。
そこに、
「優月ー、クレープ食べに行くぞー!」
と、言いながら蓮がやってきた。
どんだけクレープ食べたいんだよこいつは。
おごるとか言っときながら、自分が食べたいだけだろ。
「そんな急がなくてもクレープ屋は逃げないから。あ、私提出しなくちゃ行けないものがあるから先に降りてて。」
蓮が不満そうな顔をする。
「ちぇー。出来るだけ早くしろよー。」
「はいはい。じゃ、花怜行こ。」