だって、拓斗の事もあるのに。 中途半端なままで、終わらせたくないよ。 怜は私の頭をポンポンと2回ほど優しく叩いていつも通りの、意地悪な口調で続けた。 「返事はいつでもいい。 でもさ、覚悟しててよ。 俺、もう遠慮なんてしない。 絶対に…陽。お前を落とすから」