「で。なんの用事なんですか」


怜がいじけてる先生を無視したまま呆れた口調で言うと、先生は体育座りのまま顔だけこちらに向けた。



あ、なんかキモチワルイ…(失礼)


「ふふふ…。
お前らには精神的に強くなってもらおうと
思ってこの俺が特別プログラムを、」

「帰るぞ、王子」

「はいよ」


鞄を持ってスタスタと教室から出ようとする怜の後に続く。