「ちょうど良かった。
お前ら、少し手伝って。…いや、手伝え」


「なんで言い直したんスか」


「いや、こういう口調の方が教師らしいかなーと思ってな」


キラーン、と決め顔らしきものをする先生に私達は哀れみの目を向けた。


「先生そんなんだから…」

「王子、ほんとそれな」