熱い。

顔が熱くなってるのが自分でも分かる。



さり気なく正門を見ると、1人の男子の元へと走っていくアイツの姿。


そいつに頭を触られ、

照れているのが遠目からでも分かる。



じわじわと溢れ出そうになる、黒い感情。



俺は―…



アイツが好きだ。



だから、絶対にお前には負けない。




ー桐山 怜 sideー END