どうして?と聞いてくる御子柴くん。 そのニコッとした笑顔とは逆に、妃依の表情が暗くなる。 「私が、妃依と一緒にいたいから、必要だから、妃依のいないクラスなんか楽しくねーし。」 私がサラッと言ったそばで、妃依が涙ぐんで抱きついてきた。 その妃依の頭を撫でながら微笑む。