「いや…そのさぁ…来週の火曜日…あいてる?」


「来週の火曜日?あぁー…特にないと思うけど…どうした?」


美幸は目を泳がせてなかなか話そうとしない。


「お〜いっ!どうした?」


「あの…ですね…来週の火曜日は何の日か知ってますか?」


いきなり敬語になる美幸。
なんなんだよ一体(笑)


「えーっと……わっかんねぇ!!」


あははと笑って見せると


―あ…れ…あれれ?


「美幸?」


美幸はうつむいて何も言わない。しかも何か…顔赤くね?


「宏……ほんとに覚えてないの?」

今度は悲しそうな目。

そんなこと言われてもなぁ…;


「なんだっけ?ごめん。」


「だから!来週の火曜日は…



「宏〜!!呼んでんぞー。」