「まぁとにかく!俺は写真部に入ったからお前とバカしてるような時間なくなるからなっ。」
「えぇ〜!!さみしぃ〜い。」
琢磨はバスケットボールを両手でかかえてわざと泣きそうな顔をした。
「お前がそんな顔しても全っ然かわいかねーわ。」
俺が言い放つと琢磨はさらに
「ひ〜ど〜い〜」とか言ってすがりついてくる。
「マジきもいからやめれ(笑)」
ふざけているとすぐに俺たちの番になった。
さってとフリースローでも打つか。
俺は構えてリングへと集中する。
そしてゆっくりと手を離し
リングへ目がけシュートを打った。
――カシャッ
……え?