「ここは私たち部員しかしらないの。ここの夕焼けはね,ほんっと最高なんだから♪」


有理亜は本当に嬉しそうに微笑んだ。


夕焼けかぁ…


――ん?


もしかして……


「あの,それって…


「瑠璃ちゃ〜んっ!おかえり♪」


奥の部屋から鳥沢の甲高い声が聞こえた。


「あ!瑠璃帰ってきたみたいよ?」


ま…じ…??


俺の心臓はバクハクと

速さを増す。


やべぇ。なんかめっちゃ緊張してきたぞ!!


「イケメン君?行かないの?」


「あっ…はい!行くっす!!」


有理亜についていき


屋上をあとにした。