――なんだ…これは?


そこはまるで異世界。


さっきまでの錆びついてたドアとは裏腹に


今俺の目の前に見えるのは


まるでどっかの子供部屋。


ピンクやレースが貴重のめっちゃ可愛らしい壁。


かすかに甘い香りが漂う。


まるで古着屋さんみたいな。


天井にはたくさんの写真が貼られていて…


なんだ…すごい…すごすぎる!!


「どうした?」


さっきのイケメンが俺に話しかける。


ど…どうしたもこうしたも…


「これは…部室ですか?」


「うん。俺たち写真部の部室。
最初見たら驚くよな。俺もびびったもん。」


あははとイケメンは笑った。

こいつ…ちゃんと笑うんだ。


とかはどうでもよくて!


こんな所が学校に存在するなんて…


小さな丸テーブルやクローゼット。


まるでおとぎ話の世界じゃん!!