「うん。美幸ちゃんと無理矢理
付き合うってのは良くない。
絶対に…な。」


「だよな…」


見透かされてたのか俺は。


情けねぇ…


「お前はさ,もっと勇気出せば?」

「…勇気?」


琢磨はカルピスソーダを飲みながら頷く。


「勇気…か…」


俺も少し冷たくなったドリアを口にした。


「俺に良い考えがある。」


「何?」


「何だと思う?」


「俺が聞いてんだろ。」


「もうそんな怒んないのー。」


琢磨は苦笑した。