映画が終わり美幸を見ると


ハンカチを鼻のあたりに当てて
号泣していた。


「お前…泣きすぎだろっ!」


「だってぇ〜〜。」


美幸はさらに涙を流す。


「化粧落ちるぞ。」


そう言うとピタッと泣き止んだ。

「あはは!やっぱ化粧は落ちたくねーんだ…って痛ぇっ!!」


美幸は思いっきり俺の背中を叩く。


「デリカシー無さすぎっ!ばかっ!」

鞄を手に持ち,一人で館内を抜けていった。


ま…また怒らせた…(泣)