「図星じゃねぇし!!」
「またまたぁ〜。俺見ちゃったんだよね♪」
「な…何を…?」
琢磨の口角がニヤリと上がる。
あ…俺知ってる。
こういう顔するときの琢磨の考えは…
大抵良いことがない。(笑)
「今日さ〜,宏チャリ置き場で女の人見つめてたでしょ?」
「はっ!?お前…何で知って…ってしてねぇよバカ!」
「動揺しちゃって♪宏来るの遅いから心配して見に行ったんだよ!そしたらさ…」
「そしたら…?」
「こ〜んな顔して見てたぞお前!」
琢磨は鼻の下を伸ばして目を
とろ〜んと下げた。
「んなっ!う…嘘つくなよ!」
「あはは。マジマジ!」
嘘だろ!?
あんな顔してたとか…
相当ブサイクじゃねぇか!!
あぁ〜!ありえん!!
俺は琢磨のコーヒー牛乳を奪い取った。