「ただいまぁー…」


結局今日は岩崎瑠璃と話すことが出来ず帰宅。


美幸からは強制的にチケットをもらうし。


女ってわかんねぇー!!!


「はぁー…」


堪えきれず出た溜め息。


「溜め息なんかついてどうした?」

「えっ!?」


俺が慌てて顔を上げると


そこには心配そうに覗き込む兄ちゃんがいた。