『慧矢!起きてー!』


強く揺らしても起きる気配はない


どんだけ深い眠りについてるの!?

こうなったら……




『おーーきーーろーーー!!!』



慧「うぉわっ」



やっとおきた



『起きるの遅いよ』



慧「それは悪かったけど、なんでんなもので起こすんだよ!?」



え?こんなもの?


私の右手にはメガホンがある




『だってこっちの方が大きい声でるじゃん』




慧「だからって…っ……ハァ もういい」



『うん?』



なんでこんな呆れ顔なんだろう?



慧「てか、なんでおまえがここにいるんだ?」




『あ、お母さんがご飯できたから呼んでこいって』



慧「なら早く下行かなくちゃやばくねぇか?母さん……」



『あっ!やばい、早く下いくよ!』