「…お世辞をありがとうママ。」


一気にテンション沈んだよ…。


「宝なんか言えよ〜。」


葉先輩、こんな不細工な姿に何か言える訳いじゃないですか…。


「………………。」



案の定黙る宝先輩。


「…もぅ、行きましょうよ。」


優雅の手を引こうとした時


「………可愛…。」


って小さく呟いた宝先輩。



でも、言った後にハッとして、顔を赤くした。



それに私もつられる。一気に顔に熱が集中する。



「あ、いや…。」


「だよね〜!やっぱり亜梨架可愛い!」


若干空気が読めてないママの発言。



だけど今はすっごい助かった。