「宝先輩。」


「ん?」


2人で廊下を歩きながら質問した



「なんで寮?に泊まらないんですか?」


「………………。」


黙ってしまった宝先輩。

聞いたらダメだったのかも…。


「あの、別に答えなくても…。」


良いんですよ?って言葉は遮られた。


「あそこは大我さんが認めた奴しか住めない。」


…………大我さんって?
もしかして先代の総長さん?


「大我さんってお前の親だからな。」


フリーズする。


え?パパが雨龍の先代総長?


「うぇぇぇぇ?!」


思わず変な声が出た。