ゆっくりゆっくり階段を降りる。



階段の半分あたりで止まって


「今日から寵姫になる、朝比奈亜梨架だ。


イイかテメェら!
何があってもこいつを最優先に守れ!!


俺の女を最優先にしろ。
こいつが狙われたら雨龍は終わるからな。


その脳ミソの中にしっかりたたき込んどけ!!」


「「「「はい!!」」」」


さっきより一回りくらい違う声で返事をした皆。


それを笑って見てたら


「寵姫からも一言。」


葉先輩が意地悪く笑いながらそう言った。