「………はぃ。」


俯きながら小さな声で言えば


「フッ。」


って笑われた。


「今から、我らが総長が寵姫を紹介する。

静かに聞けよ。」


「「「はい!!」」」


恐怖と緊張が入り交じる…。


男が沢山。


仲間になる人達。


昔の恐怖。


「深く深呼吸しろ。」



宝先輩に言われて、2・3回深呼吸を繰り返した。


「行けるか?」


優しい声音で聞いてくる。それに大きく頷いて


「はい!」


って言った。