「………亜梨架。」


優雅に名前を呼ばれる。


今…かな?起きるタイミング。



でも…。


「起きてんだろ。」


あ〜。ちょっと怒りが…。



私に無視されるの大嫌いだもんね優雅は。


「何?」


宝先輩に預けてた身を起こして、優雅を見る。


「今の聞いてたろ?」


「…………………。」


後ろから物凄い視線が…。



「あーうん。聞こえちゃった。」


てへ?



って笑えば


「ちっ。」


っていう舌打ちが後ろから聞こえてきた。