李「ふっ…」
絢「なんだよ」

李「いや…会って間もないのに口喧嘩した俺等がこんなしゃべってるとわな」




李羽も…久々に口数の多すぎる会話をしたもんだと感心する。
絢「それは思うね。だがしかし、まだ認めちゃいねぇ!男装女」



李「…めんどこいつ」

絢「ふーんだ!い…一応、秀様の彼女さんに免じて、恵様と呼ばせてやる。」



絢浪は自分で言っていることに驚いた。
自分から大嫌いな名前を大嫌いな女に…。


李「…恵って呼んでやる」


恵「何だと!もう一回言ってみろや!」
李「その代わり、李羽様って呼ばせてやる」



恵の真似をすると、一瞬豆鉄砲を食らったかのようにポカンとした恵だが、吹っ切れた高笑いをし…



…李羽って呼んでやる…と言った。