第三診察室

という文字が…!!

怜「え…あの…?」

私の言葉はそのまま素通りされた。

え(泣)

幸「んーと…ちょっとベッドに横になろうか」

そのまま私に手を回し、お姫様抱っこ状態でベッドに横たわった。

その時点で、怖くなり逃げ出したくなった。

病院に全く関わりのない自分は、これから何をされるのか分からなくてパニックになりかけていた。

幸「ちょっとごめんね~。ヒヤッとするかも。」

ビクッ

私の体に入ってきたのは体温計だった。

ちょっと、気持ち悪い。

体を動かそうとするものの

幸「大丈夫、大丈夫。まだ、何も痛くないからね」

この言葉だけが帰ってくる。