乙女を投げつけようとしたゴーレムの腕は、別の巨大な腕に掴まれ、投げる事を阻止された。

…ガーラの召喚したゴーレムの黄土色の腕とは違う、石灰色の硬質感を感じさせる腕。

その腕はガーラのゴーレムのそれよりも太く、明らかに力で勝っていた。

その証拠に、ゴーレムはその石灰色の腕を振りほどく事ができない。

「な…こいつは…」

ガーラは驚愕の表情で、その石灰色の腕の持ち主…そしてその持ち主の肩の上を凝視した。

「お前の仕業か!四門メグ!!」