私は怯えた顔をすると


お母さんの妹さんは申し訳なさそうに頭を下げた


お母さんは話始めた


「妹の名前は梨花(りか)」


「梨花さん……」私は呟いた


「私、梨花があなたのお父さんに惚れていること知らなかったの……本当知らなかったの」お母さんは泣き出した


梨花はお母さんを睨む


「私は知らなくって、あなたのお父さんと付き合ったの……そして、家族に紹介するときに事件が起きたの……紹介し終わった後、梨花の様子が変なのに気づいたの……」


梨花は泣き出した


「梨花、どしたの?」って聞いたら


「お姉ちゃんの好きなひと、私の好きなひとって言ったらどうする?」って寂しそうに笑ったの


「答えられなかったのよ」お母さんは私を見た


「梨花は冗談だよって笑っていたのよ」

私は梨花を見た


「次の日、梨花は自殺したの……」


梨花は私に近づいた


「……うそを……ついてる……貴女をお姉ちゃんと勘違いして……ごめんね……おねえちゃんはね……嘘ついてる……私は……許さない……」

私はお母さんを見た


「梨花……この子にはてを出さないで……」


梨花は私を見た


「冗談だよ、私が勘違いしたの、三人幸せになってね」梨花は笑い私を撫でて消えた


成仏出来たか分からないけど……


最近はなにも聞こえない


人の恨みはずっと残るんですね