「それからの事は着いてから話すとして
…一応聞くけど
あんたheavenとhellどっちに行きたい?」
首を傾け、脚を組みながら聞いてくる
「…んー
そうですね……
正直私は、どちらでも構いません」
ライトは意外だなと言うように
眠そうな目を少し開き
なんで?と聞いてきた
「あんたなら迷わずheavenを
選ぶと思ったんだけど」
「なんで、なんででしょう…
…私がheavenを選ぶと
誰かが幸せになれない道を選ぶことになりそうなので…!
これまた感です、」
ふふっと笑いながら
ライトさんは?と問いかける
「……俺の話は良い」
ぼそっと言って窓の外を見つめる
(何か気にさわることでも
言っちゃったかな
自分の話するの嫌いそうだもんね…
これから気おつけよう…)
そう心に誓い
話の話題を逸らして
別の話を沢山してみたけど
相変わらず空気は気まずいままで
最初の駅に着いてしまった