「…あの、でも、
ひとつだけ聞いてもいいですか?」
申し訳なさそうにヨウが聞く
「…答えるか答えないかは
聞いてから決める。」
相変わらずの淡々口調
「なんで私の所を訪ねてきたんですか?
この電車は…なんですか??
どこへ向かってるんですか…??」
(1つじゃなくて3つも聞いてしまった…)
4秒ほど沈黙になり
シーンとする
どくどく鼓動が脈を打つ音が聞こえる
先に口を開いたのは…
ライトだった
「単刀直入に、簡潔にまとめると
あんたも俺も、もう死んでいて
今俺たちがいるのは
heaven…
もしくはhellに運んでくれる列車の中で…っ」
「…………」
下を向くヨウ
「…悪い。少し言うのが早すぎたかもしれない。だけ「ぶぶっ……」
ライトの真剣な言葉は、
ヨウの笑い声で消し飛んだ
「ふ、ぶはっ、はははは!はは!
ふっふふ…
ライトさんぶふっ見た目によらず
可愛いとこ、ふっ…あるんですね!!
以外と厨二をっはふぶふ
こじらせておいでで…はっ
ふっ…ふぶぶふ
ふははは!だめだ!耐えられん!」
お腹を抱えて笑うヨウに
ライトはぽかんとしていたが
だんだん片方の口だけ
にっと笑ってきて
嫌な笑みを浮かべた
見るからに殺気立っている
この後ヨウに何が起こったかは
ご想像にお任せでございます……