(ご、、ごもっとも!!!
だけど何だろう。
このやるせない気持ち!!
たしかに、そうだけどね!!)
コホンっと小さく
咳払いをして
「たしかにその通りです。
私の名前は日向ヨウです
えっと、年は18歳で
誕生日は12月5日です!
血液型はA型で、
好きな食べ物はマカロンです!
あ、マカロンって言ったのは
可愛いって思われたいとかじゃなくて
本当に好きなんです!
あ、あと…「もう良い。わかった。」
身長と好きな本を言おうとした時
うざいとでも言うように止められた
「…俺の名前は……ライト
あんたはそれだけ知ってればいいよ」
淡々と喋る声
(少し、悲しそう…?)
「はい!ライトさん!
どうぞよろしくお願いします!」
そう言ってにこっと笑うと
驚いたように
眠たそうな目を少し開かせた
「…あんた、何も聞いてこないんだな
苗字は?とか何歳?とか」
不思議そうに聞く
ずっと同じだった表情が
少しだけ変わる
「ライトさんが言いたくない事は
言いたくなった時に
言ってくれれば大丈夫です!!
私にも秘密にしたい事の
1つや2つありますから!
それに私達まだ
知り合ったばっかですしね!」
ねっ!と冗談っぽくウィンクをしながら言ってみた
「……ウィンクは止めておいたほうがいいよ。」
「ちょっと感動シーンになりかけてたのに、第一声それかい!!」