「いい加減にして。」



関わらないで。


「…っでも、」

「邪魔なんだってば。なんのつもり?









…………叶㮈。」




冷え切った目で叶㮈を見つめる。


「あ、の…昨日拉致されたって…「だから何?

あなたの所為なんだけど。」



もう、イライラする。

学校、放課後に呼び出された。

相手は叶㮈だった。



何故か拉致された件を蒸し返してきて、イライラする。




「私、もう行くから。」

「あ、待って…っ!」




叶㮈の声を無視してあの場所へ行く。

「……今更なんなの、」





ポツリと呟いた言葉は誰にも届かなかった。
















**************

「迷、喧嘩おしえて。」



唐突にそう切り出した。

「え、…え?」




…まあそうなるわな。




「このままは嫌だから。


自分で強くなって青星を倒しに行く。



迷が喧嘩できるなら教えてほしい。」



私は、私の出来ることを。

精一杯。








「…………うん。」











したいんだ。