そこで話が途切れた。 すると横ではぁ……。というため息が聞こえて零斗が話し出した。 「こいつら、ほんとバカ。 お前の家知らねぇのに運ぼうとしたんだぞ。 俺、今日弟迎えに行かなきゃなんなくて部活に居なかったから、 冷静なやつが一人もサッカー部に存在してなかったし? そんで慌てまくってた時に、 お前と俺が幼なじみだって奇跡的に 思い出して俺ん家に連れてきたってわけ」 おぉ、零斗さん辛辣……。