華命は、オレンジ色の光がさした教室に一人ポツンと椅子に座っていた。 実行委員の企画がまとめられず約1時間はうーん、と唸っている。 その企画は文化祭の出し物だった。 この学校は文化祭のレベルが高く、まるで祭り位の凄さであるが為に、企画もしっかりしていないと校長先生直々、名指しで呼び出され、ああしろ、こうしろ、とネチネチ言われるらしい。 オマケに提出期間が短く、ひどく大変な仕事だった。