店を持つと言う夢がかなうんだ!

「朝貴、やったぞ!」

着替えて更衣室から出てきた朝貴に、俺は声をかけた。

「な、何がですか?」

朝貴は戸惑いながら俺に聞いた。

「俺、独立することになったんだ!

自分の店を持つことができるんだ!」

興奮気味に言った俺に、
「ホントですか!?」

朝貴も興奮気味に聞き返した。

「おめでとうございます、大輔さん!」

「ああ、ありがとう!」

朝貴と一緒に喜びをわかちあっていた時、俺はふと思った。

独立をすると言うことは、朝貴と離れないといけないと言うことなんだよな?