生温かくて、何となく心地の良い香りがする、ここはいったいどこなのか。「ここは地獄と人間界の間よ」そう言って現れたのは、どこか懐かしさを感じる㊛だった。「‥地獄と人間界」「そう、ここは死にきれてない魂が集まる場所」「俺‥死んだの」「いいえ、まだ死んだとは決まっていない」