「愛舞を見つけることが出来たのも
フェアリー達のおかげなんだよ」


「光の湖から下界を見降ろした時
見覚えのあるフェアリー達を
見つけたんだ」


「生まれたばかりの愛舞に
そっと寄り添う姿を見て
もしかして?…と思った」


「そして成長した愛舞は
アイリンにそっくりだった」




アイリン…さん…




輝夜は、私がアイリンさんの
生まれ変わりだから
好きになったのかな?


もし、生まれ変わりじゃ
なかったとしたら
興味がなかったのかな?



代わりは…切ない…な


私は…私だもん。




『…輝夜…私…アイリンさんの
代わりじゃないよ』




「代わりなわけないだろ
愛舞は、愛舞だ」


「フェアリー達だって
アイリンの生まれ変わりだから
側に居るんじゃない」


「愛舞が、好きなんだ」


「俺だって、同じだよ
愛舞が生まれ変わりだから
好きなわけじゃない」



「バカだな、愛舞は」



『……だって…っ…うっ…』



「それに、泣き虫だ」




『輝夜が、悪いんだよ』



「俺が!?」



『…っ…だって…大好きで
仕方ないんだもん…っう…』



「何言ってんだよ、俺だって
大好きなんだよ!」



『……恥ずかしい…輝夜っ』


「悪かったな!俺は恥ずかしいほど
愛舞が好きだ!!」


輝夜は私の頭をポンポンすると
また、悔しそうな顔をした。