「斗真君は妹いる?」




「双子の妹がな。学校は別々だけどな。なんで?」




「私の学校に大原っていう子がいたから、そうなのかなって。」




「名前は?」




「大原 莉乃。」




「あー、それ、俺の双子の妹だよ。どう?あいつ、楽しんでる?」




「楽しんでるんじゃない? 今日も、笑顔だった。」



私をいじめて楽しんでる笑顔ね。




「そっか。ならよかった。雛葉は?たのしんでんの?」




急に真剣な顔をして斗真がきいてきた。