それから、会議が終わり、帰り際。



「てめぇ、前俺の部下ボコボコにしやがっただろう。」



ある男の人が話しかけてきた。



「あー、あの、変な3人組?ごめんねー、ボコボコにしちゃって。でもね、そーゆー風に親玉出してくるのが一番嫌いなんだよねぇ。」



「だからなんだ!ちょーしこいてんじゃねぇよ。」




急に男の人が殴りかかってきた。


よけようとおもったら、、、



「へへ、にげられねぇぜ?」



男の人の部下に両腕ふさがれてしまった。



「こうでもしないと、つかまえられないんだあ!カッス。」



「んだと、ゴラァ。」



だめだ!
やられる!!!



でも、私のプライド的に謝りたくない。




もうだめ!って思った時、パシって音がした。




「あ、れ、、?痛くない。」



目を開けると、目の前にいたのは、、




「龍、、牙。」




龍牙が男の人の拳を握っていた。




「俺の翡翠に手ぇ出してんじゃねぇよ。カス共。」




「あ?元はと言えばこいつが悪りぃんだぞ!」




「今回の会議で、同盟同士の喧嘩はしないって約束じゃなかったか?それに、お前の部下が先にやらかしたんだろうが。でないと、俺の翡翠は暴力なんて振るわねぇ。」




「っっ、あー、うっぜー。ごら、行くぞ!!」




男の人はどこかへ行ってしまった。



「龍牙。。」



「ったく、、」



そう言って龍牙が私の方へ向けて殴りかかってきた。



「はっ!?」



いきなりのことすぎてよけれなかった。


でも、龍牙の拳は、私に当たることはなく、壁に当たった。




「ほら、今よけれなかっただろ?いくらリーダーでも、お前は女なんだよ。強くても、女なんだよ。」




「……」




「お前に傷ができたら?どうする?お前の体が動かなくなるくらい怪我したら?どうする?周りに悲しむ奴がいる。そのことだけは、忘れんな。」




「ごめん、、迷惑かけて、、あと、ありがとう。」




「いや、たまたま通っただけだし。もう、無理すんなよ。」




「うん。」




龍牙は、スタスタと歩いていった。

でも途中で立ち止まった。




「あした、楽しみにしとけよ!」



龍牙は振り返っていった。




「うん!めっちゃ楽しみにしとる!その代わり、楽しくなかったら許さんで!!!」




「おう!」




そう言って、龍牙は帰っていった。