放課後。



私は何週間ぶりくらいにBぐみにきた。




「こんな髪してんのうちくらいしかいなーい笑」




明るい茶髪に赤色のメッシュ。



片耳にピアス。




どこを見渡してもうちしかいない。




まだBぐみはホームルームをしていた。




私はドアを開けて教室に入った。




「おー、久しぶり、阪野。」




担任の松田先生が明るくいう。




「おひさー。」




私はテキトーに返事して席に着いた。



そして、ホームルームが終わると同時に雛葉がきた。




「行こっ♪」




どこ行くか言ってないのに。
面白い子!




「おっけ!」




私は、校庭の隅っこに停めてあるバイクに乗って、雛葉も後ろに乗った。