「と、いうことなの。だから翡翠は斗真を恨んでるし、トラウマなの。翡翠が喧嘩するときは、基本斗真への恨みをぶつけているようなもの。」




アゲハがため息をつく。




「なのに、斗真は彼女を何人も作っては別れての繰り返し。そんな斗真に翡翠は呆れてたわ。」




そうだったんだ。

翡翠は翡翠でたくさんの苦労をしていたんだ。



謝らなきゃ。。




「雛葉ちゃんって、斗真が好きだよね??」




「え、まぁ。」




「そっか。頑張ってね。」




アゲハちゃんの意外な言葉に驚いた。




「やめろとか言わないの?」




「あははっ、言うわけないじゃん!だって、雛葉ちゃんに罪はないもの。」




「そう‥‥ですか。」





「うん!ま、今日は帰りな。翡翠にはちゃんと伝えとくし。」




「わかった。今日は帰るね!」



「ぉう!またおいで!」



「うん!」





アゲハちゃんは、玄関まで送ってくれてそこから私の家まで歩いて帰った。




翡翠と斗真。
2人にはそんな過去があったなんて。。
ヒドイこと言っちゃったこと謝らなきゃなぁ。




そんなことを思いながら家に帰った。