「雛葉!?大丈夫!?なんもされてない!?」




輝宝に戻ってくると、翡翠がぎゅっと抱き着いてきた。




「大丈夫だよ?それと、翡翠。帰り、話聞いてくれないかなぁ。」




「全然おっけ!」




すると、斗真君と目があった。




斗真君は手をちょいちょいとして、私に手招きをした。





「なに??斗真君。」




「斗真君なんて呼ばないでよ。斗真でいいよ。」




「えっ、でも。。」




「大丈夫だって!」



そんな無邪気な笑顔に、ドキッとする。




なんでだろう。
そう思って、斗真をじっと見つめた。




すると、斗真は顔をどんどん赤くさせていった。




「な、なに?そんなに見て。。照れるし。」





「!?!?あ、ご、ごめんなさい!わざとじゃ、、、」




「大丈夫。知ってるから。」




斗真は私の頭をくしゃくしゃと撫でた。




「ちょっ、うちの雛葉に手ェ出してんじゃねーよっっ!!!!」




「ひでぇ!束縛やぁ。雛葉が可哀想だぜ?」




「あんたねぇっ!!」




翡翠は、斗真を背負い投げした。




「いっで!!」




「フンっっ!雛葉に手ェ出すとか100億年はぇーよっ!ブス!!!!」




翡翠、怖い。



その後も、みんなでワイワイして、すごく楽しかった。




そして、私は、帰り道、翡翠に話をした。