「入りたいの?」
棗君は途中まで言った言葉を聞き逃さなかったみたい。
「制服でいるの疲れちゃって...
お風呂借りたいなって思ったけどまだ早いかなと思って...」
あ...それに服借りるっていっても下着ないじゃん...!
「あ、あと棗君!
私下着の替え持ってないよ?」
結構重要だこれ!
私がそう言えば棗君は、あー...と声をもらして...
「未使用で何でもいいなら探せばあるかも」
棗君の家なんでもあるんですね...でも...
「全然それでも平気!」
それだけ言うと棗君は立ち上がりタンスの方へゆっくり向かった。