「えっ…」






棗君に聞かれた質問よりも体に棗君がくっついてる事に反応して答えられない。





や…やだ、どうしよう…っ…




お腹が………






「ねぇ…ゆっちゃん。

どうなの?」





棗君は動揺する私のことは知らんぷりで聞いてくる。





恥ずかしいのに…っ…





「ほ…惚れてない…よっ…」





そう答えても棗君が離してくれない。





…体が……熱い…





「っ…お願い棗君……


はな…して…?」





目をギュッと瞑って俯く私。




棗君がどんな顔をしてるのかわからない…。








「…やだ…離さない」






棗君から出た答えは意外過ぎて驚いてしまった。