「…なにやってんの?」





棗君の口から出た第一声はその一言だった。






なにやってんの?って…




「お弁当…食べに来たの…」





私がそう言えば棗君の顔色が変わるのがわかった。





あ…れ……?







「あぁ…またあいつと一緒なんだ?」




フッも鼻で笑うようにして言う棗君。



あいつ……?




「あいつって………?」






私がそう言えば棗君は目を細めて言った。




「いつも一緒にいるじゃん。


武藤だよ」






俺に言わせんなよ、そう言うような顔で棗君は私の目をジッと見た。