「3…やな」
ええええええええ‼︎‼︎
「やった‼︎」
私は思わず笑顔で叫んだ。
「どうした〜宮〜原〜?」
「いえ?何も?」
ワクワクし過ぎて授業が頭に入って来なかった菜月であった。
−休み時間−
休み時間直後、咲希やんが私の机の前に立ち、話しかけてきた。
「よかったねー菜月さーん(棒)」
「咲希やん‼︎そんな冷めた目で…しかも棒読みやめい‼︎」
本気で嬉しいんだもん。だって中学校生活最後の年で、しかも修学旅行が同じ班…奇跡じゃんか‼︎
「なっちゃん…ニヤけ過ぎ…」
隣の席の羽美が苦笑いで話しかけてきた。
「…うーみんだって嬉しいでしょうよ‼︎」
すると、羽美は顔が真っ赤になった。
「そ…そりゃ…」
…可愛いうーみん。
うーみんは皐月の事が好き。
私と同じく小学生の時から。
でも、うーみん自身は大好き。
うーみんと居ることで辛くなる時もあるんだけどね…